パチスロコラムアーカイブス・スロマン王国外伝(1)
今回は2003年12月に書いたコラムをアップします。あれから7年が過ぎましたが、予想通りにスロマンガ誌バブルは崩壊し、パチンコマンガも低迷したままです。
スロマン王国外伝
見出し
スロマンガバブル崩壊直前
本文 18W×121L
それにしても困りましたね。パチスロ
規制がいよいよ始まるんですよ。どうな
っちゃうんでしょうね、実際のところ…。
ここ数年はスロマンガで生計を立ててい
ましたが、今後の身の振り方を真剣に悩
まなければいけなくなるのでしょうか。
規制によってパチスロの人気が落ちれ
ば、パチスロを打つ人は大幅に減るし、
それに応じてパチスロの設置数自体も減
るでしょう。当然のように、雑誌を読む
人も減ります。となると、雑誌の数も減
らざるを得ないわけです。少なくとも、
現在のようにスロ雑誌やスロマンガ誌が
コンビニに多数並んでいるという状況は
なくなりそうです。
ところで、出版業界では柳の下に5匹
までドジョウがいるといわれています。
つまり、ひとつのジャンルの雑誌は最大
で5誌まで共存できるのです。そのうち
3誌が採算ラインをキープできて、残り
2誌は赤字ギリギリもしくは赤字で、廃
刊と創刊を繰り返します。確かに、スロ
雑誌やスロマンガ誌も数年前まではこの
定説通りに推移していたのですが、獣王
登場で状況が大きく変わってしまいまし
た。その数年前から拡大傾向にあったパ
チスロ人気が一気に加熱し、それに応じ
て次々と新雑誌、とくにスロマンガ誌が
創刊され、今では毎月20誌以上が売られ
ているのです。柳の下に5匹のドジョウ
どころか、ドジョウ群ですよ! これが
バブルでなくて、何だというのでしょう。
とはいうものの、すべてのスロマンガ
誌が売れているのではありません。やは
り採算が取れる雑誌の数には限りがある
のです。それでも、新雑誌が次々と創刊
されるのには出版側の事情もあるようで
す。売れる売れないに関わらず、とにか
く何か出版物を作り続けなければいけな
いのが出版社なのです。そして、出版社
も大きいとことろから小さいところまで
会社の規模は様々で、大出版社はそれな
りに売れる雑誌しか作りませんし、売る
だけの力もあります。しかし、小さめの
出版社はそれなりの部数を、それなりの
経費でしか作って売ることができないの
です。そこで、いわゆる費用対効果を考
えると、スロブームが加速する状況下で
は、スロマンガ誌は非常に優れていまし
た。手間をかけずに作れて、そこそこ部
数が見込め、広告も集められる。編集業
務は編集プロダクションに丸投げすれば
OKです。編集プロダクションにしても、
スロブームのおかげで記事を書くライタ
ーは多くいますし、スロマンガを描いて
くれるマンガ家の確保も容易になりまし
た。最初の頃は、パチスロを全然知らな
いマンガ家にパチスロとはどういうもの
かということから説明しなければならな
かったのですから。マンガ家にしても、
スロマンガ誌が増えることで生活が安定
し、それぞれが非常に良好な関係を保て
ていました。まさしく、パチスロは旬の
ジャンルだったのです。
それが、旬どころか、今後数年間は冬
の時代とか囁かれる状況を迎えようとし
ているのですから、皆面食らうでしょう。
いきなりスロ雑誌がなくなってしまうこ
とはないでしょうが、数分の1の規模に
なることは間違いなく、関係者は「その
時」に備えておく必要があります。
具体的には、次に旬を迎えるジャンル
にシフトしていくことです。そして、一
番簡単に移行できるジャンルはパチンコ
でしょう。今回の風営法改定ではパチス
ロに関する規定は厳しくなりますが、パ
チンコは緩和される方向にあります。過
去にも、パチスロ人気が下がっていると
きにはパチンコ人気が上がり、パチンコ
人気が下がっているときにはパチスロ人
気が上がるという、これもまた定説が流
布しています。
しかし、今回はその定説通りにならな
いかも知れません。今まで1種(デジパ
チ)、2種(権利モノ)、3種(羽根モ
ノ)4種(それ以外)として分類されて
いたパチンコですが、その境界が取り払
われます。今までにない新しいパチンコ
が登場する機会が生まれたわけですが、
だからといって、それが新しいパチンコ
ユーザーを獲得できるのかどうか未知数
なのです。かつて、パチンコが抜け出せ
ない不況に悩まされていた昭和55年にデ
ジパチが誕生し、続けて権利モノや羽根
モノが開発されることで、パチンコブー
ムがわき上がりました。しかし、それら
の機械は突然生まれたのではなく、その
数年前から各メーカーが試行錯誤し続け、
奇妙奇天烈な台も市場に投入し、その一
部が支持され、洗練されていった結果な
のです。
そうなると、単純に1年後にパチスロ
雑誌が減ってパチンコ雑誌が増えるなん
てことはなさそうです。いや、今後どん
なにパチンコ人気が上がったとしても、
20冊以上もパチンコマンガ誌が売られて
いるなんて想像もつかないし、あり得ま
せん。いくら自由な台ができるといって
も、出玉の上限はありますし、技術介入
はホール側が敬遠するでしょう、結局は
新しいパチンコは登場したけど、それで
も規制後のパチスロの方がずっと面白い
なんてことになりかねません。
実際、今のパチンコ雑誌はリーチアク
ションの解説とオカルトだけで来てます
し、アッチの方に転向してしまった知り
合いも多いです。今まで知識や技術介入
で勝つことを憶えてきたスロッターが、
基本的にはハンドルを握っているだけと
いうゲーム性のパチンコにシフトしてく
れるでしょうか? 何か両方とも没落し
ていきそうな予感が…。
新機種レビュー 25W×9L
ノストラダムスや世紀末といった言葉に、それなりの
重みがあった時代に少年マンガの王道を突き進んだ大ヒ
ットマンガとのタイアップ。パチンコでのタイアップは
成功とはいえませんでしたが、パチスロの方は大成功。
とくにボーナスゲーム中の演出がすばらしい。20連を超
えれば、いつ終わっても納得のラオウ演出。確かに、ハ
マリ中が退屈と評価する人もいますが、モード移行に妄
想を巡らせていれば問題なし。評価点はA+。大事に残
しておきたい4.5号機のリストに載せておきます。
スロマン王国外伝
見出し
スロマンガバブル崩壊直前
本文 18W×121L
それにしても困りましたね。パチスロ
規制がいよいよ始まるんですよ。どうな
っちゃうんでしょうね、実際のところ…。
ここ数年はスロマンガで生計を立ててい
ましたが、今後の身の振り方を真剣に悩
まなければいけなくなるのでしょうか。
規制によってパチスロの人気が落ちれ
ば、パチスロを打つ人は大幅に減るし、
それに応じてパチスロの設置数自体も減
るでしょう。当然のように、雑誌を読む
人も減ります。となると、雑誌の数も減
らざるを得ないわけです。少なくとも、
現在のようにスロ雑誌やスロマンガ誌が
コンビニに多数並んでいるという状況は
なくなりそうです。
ところで、出版業界では柳の下に5匹
までドジョウがいるといわれています。
つまり、ひとつのジャンルの雑誌は最大
で5誌まで共存できるのです。そのうち
3誌が採算ラインをキープできて、残り
2誌は赤字ギリギリもしくは赤字で、廃
刊と創刊を繰り返します。確かに、スロ
雑誌やスロマンガ誌も数年前まではこの
定説通りに推移していたのですが、獣王
登場で状況が大きく変わってしまいまし
た。その数年前から拡大傾向にあったパ
チスロ人気が一気に加熱し、それに応じ
て次々と新雑誌、とくにスロマンガ誌が
創刊され、今では毎月20誌以上が売られ
ているのです。柳の下に5匹のドジョウ
どころか、ドジョウ群ですよ! これが
バブルでなくて、何だというのでしょう。
とはいうものの、すべてのスロマンガ
誌が売れているのではありません。やは
り採算が取れる雑誌の数には限りがある
のです。それでも、新雑誌が次々と創刊
されるのには出版側の事情もあるようで
す。売れる売れないに関わらず、とにか
く何か出版物を作り続けなければいけな
いのが出版社なのです。そして、出版社
も大きいとことろから小さいところまで
会社の規模は様々で、大出版社はそれな
りに売れる雑誌しか作りませんし、売る
だけの力もあります。しかし、小さめの
出版社はそれなりの部数を、それなりの
経費でしか作って売ることができないの
です。そこで、いわゆる費用対効果を考
えると、スロブームが加速する状況下で
は、スロマンガ誌は非常に優れていまし
た。手間をかけずに作れて、そこそこ部
数が見込め、広告も集められる。編集業
務は編集プロダクションに丸投げすれば
OKです。編集プロダクションにしても、
スロブームのおかげで記事を書くライタ
ーは多くいますし、スロマンガを描いて
くれるマンガ家の確保も容易になりまし
た。最初の頃は、パチスロを全然知らな
いマンガ家にパチスロとはどういうもの
かということから説明しなければならな
かったのですから。マンガ家にしても、
スロマンガ誌が増えることで生活が安定
し、それぞれが非常に良好な関係を保て
ていました。まさしく、パチスロは旬の
ジャンルだったのです。
それが、旬どころか、今後数年間は冬
の時代とか囁かれる状況を迎えようとし
ているのですから、皆面食らうでしょう。
いきなりスロ雑誌がなくなってしまうこ
とはないでしょうが、数分の1の規模に
なることは間違いなく、関係者は「その
時」に備えておく必要があります。
具体的には、次に旬を迎えるジャンル
にシフトしていくことです。そして、一
番簡単に移行できるジャンルはパチンコ
でしょう。今回の風営法改定ではパチス
ロに関する規定は厳しくなりますが、パ
チンコは緩和される方向にあります。過
去にも、パチスロ人気が下がっていると
きにはパチンコ人気が上がり、パチンコ
人気が下がっているときにはパチスロ人
気が上がるという、これもまた定説が流
布しています。
しかし、今回はその定説通りにならな
いかも知れません。今まで1種(デジパ
チ)、2種(権利モノ)、3種(羽根モ
ノ)4種(それ以外)として分類されて
いたパチンコですが、その境界が取り払
われます。今までにない新しいパチンコ
が登場する機会が生まれたわけですが、
だからといって、それが新しいパチンコ
ユーザーを獲得できるのかどうか未知数
なのです。かつて、パチンコが抜け出せ
ない不況に悩まされていた昭和55年にデ
ジパチが誕生し、続けて権利モノや羽根
モノが開発されることで、パチンコブー
ムがわき上がりました。しかし、それら
の機械は突然生まれたのではなく、その
数年前から各メーカーが試行錯誤し続け、
奇妙奇天烈な台も市場に投入し、その一
部が支持され、洗練されていった結果な
のです。
そうなると、単純に1年後にパチスロ
雑誌が減ってパチンコ雑誌が増えるなん
てことはなさそうです。いや、今後どん
なにパチンコ人気が上がったとしても、
20冊以上もパチンコマンガ誌が売られて
いるなんて想像もつかないし、あり得ま
せん。いくら自由な台ができるといって
も、出玉の上限はありますし、技術介入
はホール側が敬遠するでしょう、結局は
新しいパチンコは登場したけど、それで
も規制後のパチスロの方がずっと面白い
なんてことになりかねません。
実際、今のパチンコ雑誌はリーチアク
ションの解説とオカルトだけで来てます
し、アッチの方に転向してしまった知り
合いも多いです。今まで知識や技術介入
で勝つことを憶えてきたスロッターが、
基本的にはハンドルを握っているだけと
いうゲーム性のパチンコにシフトしてく
れるでしょうか? 何か両方とも没落し
ていきそうな予感が…。
新機種レビュー 25W×9L
ノストラダムスや世紀末といった言葉に、それなりの
重みがあった時代に少年マンガの王道を突き進んだ大ヒ
ットマンガとのタイアップ。パチンコでのタイアップは
成功とはいえませんでしたが、パチスロの方は大成功。
とくにボーナスゲーム中の演出がすばらしい。20連を超
えれば、いつ終わっても納得のラオウ演出。確かに、ハ
マリ中が退屈と評価する人もいますが、モード移行に妄
想を巡らせていれば問題なし。評価点はA+。大事に残
しておきたい4.5号機のリストに載せておきます。
この記事へのコメント